Akihiko Taniguchi

夜だけど日食 / eclipse but night

2010

小さなディスプレイには、音に反応して明滅する電球の映像が映し出されている。そのディスプレイの背後には、映像に映っているものと同じ、音に反応して明滅する電球の実物が置かれている。ディスプレイの映像から再生される音に反応し、背後に置かれた電球もまた明滅する。この電球は、過去の自分自身の映像と同期して明滅する。またそれは、ディスプレイの背後から、映像の中の光が漏れだしているかのようにも見える。

思い出横丁情報科学芸術アカデミー 第2回「たにぐち・わたなべのスーパーマイルドセブン」記事内での課題、「人は霊感が上がると幽霊が見えるようになると言われている。下記の条件を踏まえて、"幽霊"をつくりなさい。」の課題作品として制作。
http://www.cbc-net.com/dots/taniguchi_watanabe/02/