4月13日 第2回(1/2) Max/Msp 基礎のまえに

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Max/Msp jitterとは?


Max/Mspは、フランスのIRCAM(初代総裁はピエール・ブーレーズ)という国立の音響音楽研究所内で開発されたソフトウェア。
元々は4xと呼ばれる巨大なシンセサイザーをコントロールするための言語だった。
その後、音声信号を直接扱えるようになったり、映像なども扱えるようになり、
現在のMax/Msp jitterというマルチ/インタラクティブメディアを扱える開発環境になった。

グラフィカルで直感的な操作でプログラムが書けることで、多くのミュージシャンや、
メディアアート/メディアデザインの現場で用いられている。

max-splash.jpg

昔のMax/Mspのパッケージに使われた画像。クール。

Max以外の開発環境

Max/Msp以外のプログラミング言語/開発環境にもいろいろあるので、それも紹介。



processing


ジョン前田らがMITでの授業に用いていたdesign by numbersという言語のコンセプトをひきついで、開発された環境。JAVAという言語がベースになっている。プログラミングの基本的な考え方の習得の容易さや、すぐにグラフィクとして結果が描けるなどの点など、アーティスト/デザイナー等のプログラマーでない人に向けた環境と言える。プログラミングの勉強始めたいひとに超おすすめ。


FLASH(ActionScript)

知ってる人も多いと思うのであんまり細かい説明は抜くけど、とにかく手で書いた絵や動画を手軽にスクリプトで制御したりできるのはよい。若干AS3になってから言語仕様が初心者には優しくない感じにはなった。web上に情報が多い点や、webに公開する際の手軽さもよい。

openFrameWorks


C++という言語をベースにした開発環境。基本的なコンセプトはprocessingと同じ。ただ、C++をベースにしているので?processingに比べて処理速度が高速。processingで満足できなくなったらこっちに移行したり、processingでプロトタイピング→実制作はopenFrameWorksという使い方もあり。


その他いろいろ

QuartzComposer



VVVV


PureData


SuperCollider

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このページは、hikoが2010年4月 5日 14:15に書いたブログ記事です。

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